人生オワ太郎のいろいろある部屋

人生が終わってない高校生のブログです。ハーメルンや小説家になろうで(クソみたいな)小説書いてますのでそちらもよろしくなのです。

フランス大統領選挙、世界に広がる反グローバリズム——反グローバル主義の理由と今後どうなるかわかりにくくまとめてみた

2017年、世界ではまさに流れが変わるといっても過言ではないほど政治イベントにまみれています。

3月でのオランダ総選挙のみならず、フランス大統領選挙、ドイツの連邦議会選挙・・・

これらの選挙の中で、今大きく支持を伸ばしているのが反EU、反移民などの政策を掲げるいわゆる極右政党です。

この極右政党、イタリアの五つ星運動、フランスの国民戦線など、今までたいした支持を得られていなかった政党が、数年で大きく躍進しています。

なぜ極右政党が支持を得ているのか、なぜEUに反対するのか。

そしてフランス大統領選挙はどうなるのか、それらを分かり・・・やすくするつもりですが、たぶん分かりにくいです。サーセン

まあとにかく、これらのことについてまとめていきたいと思います。

グローバリズムの影

まずこれらの問題の裏には、グローバリズムの影があることを知らなければいけません。

グローバル主義とは、世界を1つとみなし、グローバリゼーションを進めていく主義の事です。例えば関税撤廃や他国への行き来を容易にするなど、自国だけにとらわれない、まさに世界を1つの単位としてみるという感じです。

TOYOTAGoogleなど、世界を相手にする大企業は文化や語源にとらわれず、いくつもの国で展開しています。

グローバル化は、情報化が進む社会の中で急速に拡大していきました。

ではなぜそんな中で反グローバル主義が台頭しているのか。

グローバリズムが進むことにより誰もが恩恵を受けるわけではありません。

グローバル資本主義によって工場が海外、特に発展途上国への移転が加速し、国内の雇用が減ったり、安い外国製品が入ることにより産業基盤が揺らいだりしたのです。

確かにグローバル経済は国家に成長をもたらしました。しかしこの成長は富裕層やエリート層ばかり恩恵を受け、下の層には殆ど恵みを受けることができませんでした。

その結果、貧困層はいつまでも豊かにならないが、エリートや富裕層はドンドン豊かになっていったのです。グローバル化による経済成長が、富裕層やエリートのみで独占されている。これはトマピケティ氏の21世紀の資本論でも書かれています。

そして、このグローバル主義に異を唱えていたのが極右政党です。

 極右政党、といっても極右かどうかは主観によりけりですが、国民戦線五つ星運動、ドイツのための選択肢などの政党を一般的には極右と呼びます。

彼らの政策に共通しているのは反EU(ユーロ)、反イスラム、反移民などです。

これらの政策、今までのヨーロッパから見ると「うっわなんだあの政党・・・こんな過激思想を掲げているなんて」という風にみられていたのです。

欧州連合があることによって各国の協調、経済の発展などの恩恵を(特にドイツをはじめとした先進国)は受けてきたのです。それに冷戦終了後、時代はグローバル化という流れになっており、見る目は冷ややかなものでした。

しかしそれは、上記の理由によって変化していきました。ギリシャ金融危機、シリア内戦による難民問題も相まって、反グローバリズムや極右政党は勢力を伸ばしたのです。

2014年フランス統一地方選挙では国民戦線が5%ほどの票を得るようになり(2008年は0.9%)2016年3月のドイツ州議会選挙ではAfDが大きく躍進しました。

そして決定的になったのはイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票です。

この選挙、なんだかんだ言ってイギリスはEUに残るだろうと思われていたのですが、ふたを開けてみるとびっくり、EU離脱が決定しました。

EUに加盟したらEUへの分担金を払わなければならず、さらに移民への不満、イギリスの国家としての主権制限などが要因となりました。

その結果、キャメロン氏は首相を辞任、メイ首相に代わりEU離脱に向けての交渉が開始されました。

さらに2016年10月のハンガリー国民投票では98%の圧倒的支持をえて難民受け入れ分担に反対。投票率過半数に届かなかったため無効になりましたが、欧州での難民への険悪感を表したものでした。

同じ年、11月のアメリカ大統領選挙では、トランプ氏が当選しTPPの離脱を表明。

今年3月に行われたオランダ総選挙では、極右政党である自由民主国民党が第1党は取れなかったものの、前回より議席を8議席増やし、確実に勢力を伸ばしています。

こんな中を行われたフランス大統領選挙では、国民戦線のルペン氏とアン・マルシェ!のマクロン氏が決選投票にまで持ちこたえました。(決選投票は5月7日)

もはや反グローバリズムの流れは、世界中に流れているのです。

フランス大統領選挙、どちらが勝つ?

そんななか行われたフランス大統領選挙の決選投票は5月7日、ここで新興政党のマクロン氏か極右政党のルペン氏、どちらかがフランス大統領に選ばれます。

支持率ではややマクロン氏が上回っていますが、予断を許さない状況です。

今回の選挙の争点が、治安、そして経済です。マクロン氏はEU推進で規制緩和、ルペン氏は反EUで経済政策もマクロン氏と一線を画しています。

マクロン氏はほかの大統領候補だった人からも支持を得ていますが、その候補支持者がすべてマクロン氏の方に流れるわけではありません。

マクロン氏、ルペン氏双方ともに雇用政策に期待を寄せていない国民が多く、決選投票には投票しにいかないという人までいる始末です。

どちらが勝つのかはまだわかりません。個人的には英EU離脱米大統領選挙のように、ルペン氏が勝つのではないかと思いますが・・・

 日本はどうするべきなの?

世界は反グローバリズムの嵐が起きています。そんな流れ、日本にもやって・・・来ていませんね。

国内の政治で流れるのは自民党とか、民辛党とゆかいな仲間たちの事ばかり。別に極右がどうこうだとか、そんなことは国内で起きていません。むしろ自衛隊、米軍反対のデモやら移民を受け入れるかどうかという左派のの方ばっかり目にしています。

日本にはまだこの波は来ていません(少なくとも表舞台には)。しかし、この波に日本は無関係でいられるわけではありません。

環太平洋経済連携協定、TPPの発動条件発動条件には日本かアメリカが承認を取れなければ、不成立になるというのが記載されています。

そのアメリカがTPPを離脱してしまったので事実上もうおしまいです。一応、アメリカ抜きのTPP交渉を行おうという話もありますが・・・

これら反グローバリズムは今後、日本にも影響が出ると思われます。

この流れが本当にいいのか悪いのか、時代が変わったからなのかはまだわかりません。

今までグローバル化が進んでいた社会が内向きになったときの影響は未知数です。そういう意味では、世界は前例のない事態に直面しているのです。

そんな中の欧州での選挙は、今後の世界の物差しになるのかもしれません。

我々は、そこから目を離すわけにはいかないのです。