人生オワ太郎のいろいろある部屋

人生が終わってない高校生のブログです。ハーメルンや小説家になろうで(クソみたいな)小説書いてますのでそちらもよろしくなのです。

故人情報が保護されない日本

座間市で9人の遺体が発見された事件、ネットや新聞、テレビでも大々的に報道されました。

白石容疑者はTwitter「自殺したい」などと書き込んだアカウントへメッセージを送り、巧みに誘い出して殺すといった手口を行いました。

犯行手口にSNSが利用されたこともあってか、政府がTwitter規制も検討するといったほどです。一方で、被害者の兄がSNSを最大限活用したことによってこの事件が発覚したというのもまた事実です。

しかし、今回扱うのはSNSの問題でも容疑者の事でも自殺問題でもありません。犠牲になった9人の情報についてです。

前々から言われていることではありますが、殺人や自殺で亡くなった人の情報がテレビや新聞で取り上げられるとき、何十代の男だとか、十何歳の少年だとかそういうはぐらかした言い方ではなく、ご丁寧に顔写真まで付けての実名報道がされています。勿論、今回も例外ではありません。

実はこの時、遺族の方々は実名での報道をしないでほしいと各社マスコミに伝えていました。にもかかわらず、ほとんどのマスコミは実名での報道を行っています。

実名で報道することが違法なわけではありません。日本では個人の情報は保護されても故人の情報は保護されません。(海外も例外ではありませんが)

なくなってしまった方のプライバシーの権利は現行の法律上ではないとされています。ですので、死んだ人の情報は老人だろうが未成年だろうが関係なく報道されてしまいます。今回も氏名や顔写真だけでなく、どのような人物だったのかといったものまで報道されています。

これらの情報が報道される理由は、被害者の背景を写すことによって社会を動かす力になる、などといった理由が挙げられています。(あと視聴率も)

しかし、犠牲者を、遺族をないがしろにしてまでやるべきことなのでしょうか。そうしてまでの効果があるとは私は思いません。

報道の自由ガー、知る権利ガー、などと言ってる人もいますが、完全に権利の範囲外でしょう。そもそもその人たちの情報を知る必要性がどこにあるのでしょうか?遺族の方が公開してほしいと言っているならば別ですが、そうでないなら報道する必要性はないはずです。

故人の情報がないがしろにされ、遺族に大きな傷を残していることは広く周知されるべきだと思います。

今のところ遺族の方が各メディアに弁護士を通じて抗議をしているようですが、ほとんど泣き寝入り状態だそうです。TwitterといったSNSの規制よりも、故人情報の保護に関する法律の制定を急いだ方がいいと思います。